2017年1月1日の閏秒の影響に関しまして

2017年1月1日午前8時59分にうるう秒が1秒挿入されます。 Imperva SecureSphereアプライアンスは特定OS,パッチバージョンに関してNTPサーバを設定している場合、影響がございます。
2017年1月1日午前8時59分にうるう秒が1秒挿入されます。
総務省
国立研究開発法人情報通信研究機構

SecureSphere製品の特定バージョンでは閏秒挿入の影響が発生します。

・影響を受けるバージョン
 SecureSphereにてntpdを使用する設定をしており、 OSバージョン10.5以上の下記SecureSphere製品であり、
 かつ以下のパッチバージョンですと影響を受けます。
                 
影響の有無 OSバージョン Patchバージョン NTPサーバ設定の有無
影響あり 11.5 Patch20未満 有効かつ外部NTPと同期設定
影響あり 11.0 Patch30未満 有効かつ外部NTPと同期設定
影響あり 10.5 Patch40未満 有効かつ外部NTPと同期設定

・閏秒挿入の影響
 ・CPU使用率の高騰により、SecureSphere上の
  内部プロセスの反応がなくなり、内部プロセス監視機構
  により、プロセスの再起動が発生する可能性がございます。
・閏秒の対策
 ・事前対策1
  ・各OSバージョンにて最新パッチを適用する
   ※機器の再起動が必要でございます。
   ※最新パッチは2017年度1月のうるう秒のみ対応しています。
 ・事後対策1
  ・閏秒挿入後、以下のコマンドを実行します。
   date -s "`LC_ALL=C date`"
   ※機器の再起動は発生致しません。

・以下の方法に関して、閏秒挿入の影響を回避できる可能性がございます。
※以下の方法はメーカのサポート範疇外であり、メーカ並びに弊社での実績はございません。
 参考情報とさせていただきます。
1."service ntpd stop" コマンドにてntpサーバプロセスを停止させます。
2. 閏秒が挿入されるまで待機します。
3. 閏秒が挿入された後、"service ntpd start"コマンドにてntpサーバプロセスを起動させます。